脱毛後の運動がNGな理由!いつから運動できる?
サロンやクリニックでは、脱毛直後の運動は控えるようにと説明を受けます。
普段であれば、適度な運動で汗をかき、血行を促進することは身体によいことです。
そのうえ、運動によって肌の新陳代謝が活発になれば、美肌や脱毛の面から見てもよい効果をもたらします。しかし脱毛直後の肌にとっては、運動がリスクになり得るのです。
なぜ、運動がリスクになるのか?運動を再開してもいいのはいつからか?
これらのことを把握して、脱毛期間中でもトラブルのない肌を維持しましょう。
目次
脱毛後の運動がNGな理由とは?
血行がよくなる
脱毛直後の皮膚は、表面からしっかり冷却しても、まだまだ内側に熱がこもっている状態です。赤みやかゆみなど、軽い火傷の症状がでている場合もあります。
このタイミングで運動をすると、血行が促進されて体温が上昇するため、 火傷の患部を温めてしまうことになり、炎症を悪化させる恐れがあるのです。
さらに血行が促進されることによって毛細血管が拡張すると、さらなるかゆみを引き起こす場合もあります。
脱毛直後の肌は、しっかりと冷却することが重要です。外側からも内側からも、温めないように注意しましょう。
汗をかく
運動によって汗をかくと、肌表面に雑菌が繁殖しやすい状態に。
さらに毛穴が開くため、雑菌が毛穴に入り込みやすくなり、皮膚炎の原因となることがあります。
特に、毛嚢炎と呼ばれるニキビのようなブツブツした炎症が起こりやすくなります。
脱毛直後の肌はバリア機能が低下しているため、こうした肌トラブルが発生しやすいのです。
日頃から汗をかきやすい方は、特に注意が必要です。
汗をかいたらそのまま放置せず、こまめにやさしく拭き取るように心掛けましょう。
一日の終わりには必ずシャワーなどで洗い流し、肌を清潔に保つことが大切です。
脱毛直後は激しい運動以外も要注意
脱毛をすると、『今日は入浴を控えてください』などと言われることもあるかと思います。
脱毛直後は運動に限らず、血行や発汗を促進することや、肌の負担になることはできるだけ避けるようにしましょう。
湯舟やサウナ
運動と同様に、血行と発汗の促進が肌トラブルの原因となる可能性があるため、湯舟やサウナに入ることもNGです。
脱毛後はぬるめのシャワーでやさしく汗を洗い流す程度にし、タオルなどで身体を強くこすらないように気をつけましょう。
飲酒
飲酒をすると、血管が拡張し、血行が良くなります。
汗もかきやすくなるため、赤みやかゆみ、炎症の原因となることも。
飲み会の予定を入れる際は、脱毛日と離れていることをあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
ヨガやマッサージ
脱毛直後は激しい運動をしなければ大丈夫、と考えがちですが、ヨガやマッサージなどの緩やかな運動を行った場合にも、脱毛した部位にかゆみが出ることがあります。
特にホットヨガなどは、体温を上げ、汗もかきやすいため注意が必要です。
激しく汗をかかなくても、血行を促進し、体温を上げる行動は肌の負担になることが考えられます。
秋~冬の暖房、夏場の外気にも要注意
夏場の外出時や、秋~冬の気温の低い時期にも注意が必要です。
夏場の外気や冬場の暖房などで体温を上げたり、汗をかいたりすることも、脱毛直後の肌にとっては大敵なのです。
脱毛当日は特に、できるだけ早めに帰宅して、肌の状態をチェックしながら家でゆっくり体を休めることをオススメします。
プールはNG
他とは理由が異なりますが、プールに入ることも避けなければなりません。
プールの消毒に使用されている塩素が、バリア機能の低下した脱毛後の肌には大きなダメージとなる可能性があるためです。
脱毛直後は肌にできるだけ刺激を与えないようにするため、プールは控えるようにしましょう。
脱毛後の運動による肌トラブルと、その対処法
もし、脱毛直後にうっかり運動してしまったとしたら、どのようなリスクがあるのでしょうか?
赤みやかゆみが引かない場合の対処方法と共に、覚えておきましょう。
運動後の赤みとかゆみに注意
もし脱毛直後に運動してしまった場合、赤みやかゆみが悪化して、炎症が長引く可能性があります。
先ほどもお伝えしたように、汗で繁殖した雑菌が毛穴に入り込むと、毛嚢炎などの肌トラブルの原因となります。
一度炎症が起きてしまうと、その部位の施術ができなくなってしまうため、十分注意しなければなりません。
かゆみがでると、気付かないうちに患部を掻きむしってしまう可能性もあります。治りが遅れると、その分、脱毛の再開も遅れてしまいます。
そうなる前に、肌を鎮静化させるよう早めに対処しましょう。
赤みとかゆみの対処法
脱毛後の赤み、かゆみに気づいたら、早めに対処を行うことで、その後の肌トラブルの悪化をおさえることができます。
- 濡らして保冷剤や氷を包んだタオルなどで冷やす
- 化粧水で保湿する
- 乳液・クリームで肌の水分をカバー
- 身体の内側から冷やす
濡らして保冷剤や氷を包んだタオルなどで冷やす
状態が落ち着くまでしっかりと冷やすことが大切です。
化粧水で保湿する
化粧水を含ませたコットンでパックをするのもオススメです。
乳液・クリームで肌の水分をカバー
十分に保湿したら、水分が逃げないよう乳液やクリームなどでしっかり蓋することも忘れずに。
身体の内側から冷やす
また、体の内側からも冷やすことも有効です。冷たい飲み物を補給して、体にたまった熱を発散させましょう。
これらの対処をした上で、何日も赤みやかゆみが引かない場合は、悪化する前にスタッフや皮膚科に相談してみましょう。
脱毛後の運動はいつからOK?
脱毛期間中の運動には注意が必要ですが、運動をまったくしてはいけないというわけではありません。
脱毛後、いつまで運動を控えればよいのでしょうか?
脱毛後3日は運動を控えよう
脱毛後3日間ほどは、自覚がなくても肌の内側に熱がこもっていると考えて、肌の様子をチェックしておいたほうが良さそうです。
脱毛翌日以降も赤みが残っているようであれば、その間は体温を上げすぎないよう、あまり汗をかかないよう気をつけて過ごしましょう。
赤みもかゆみもなければ、その時点では問題がないと言えます。肌の状態や体調を見て判断するようにしましょう。
脱毛前の運動にも気をつけて
脱毛直後はもちろんですが、実は脱毛直前の運動も、脱毛後の肌トラブルにつながる可能性があるため、控えた方がよいと言われています。
運動によって熱がこもった状態で施術を受けると、脱毛後に冷却してもほてりがおさまらず、炎症の原因となる場合も考えられるのです。
前回の施術後に赤みが残りやすいと感じた方は特に、脱毛直前の運動にも注意しておきましょう。
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脱毛直前・直後の運動には気をつけて、クールダウンを心掛けよう
基本的に、脱毛直前から脱毛後3日間の運動には注意が必要です。
運動に限らず、汗をかいたり血行を促進する行動、脱毛後の肌を刺激する行動は、炎症を引き起こす原因となるため避けた方が安全です。
脱毛直後は自分の肌の状態をよく観察し、早めのクールダウンを心掛けましょう。
脱毛で熱を持った肌はよく冷やし、しっかり保湿することが脱毛効果を高めることにもつながります。
運動などで汗をかくことを日課にしている方にとっては少し辛いことかもしれませんが、あまり過敏になりすぎることはありません。
翌日まで赤みやかゆみなどの症状が残っていなければ、それほど気にしなくても大丈夫。
もし赤みやかゆみが長引くようなら放置せず、 スタッフや皮膚科に相談するようにしましょう。
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